ジャックの寝言 vol.59『応援メッセージ(3)』
コロナの影響で、世の中がかつて経験したことのない事態になっていますね。
そしてその一つとして弁理士試験の延期。
受験生の皆さんにとっては中心の大問題だと思います。
様々な不安、モチベーションの維持、先の見えない苛立ち。
例年だって不安でいっぱいなのに、なんで自分の受ける年なんだ・・・そう思ってしまうでしょう。
ところで、「仕事」って案外と先の見えるものの方が少ない気がします。
弁理士の仕事もそうだなと思うのです。
出願した後でも、登録になった後でも。
私は、弁理士は「良いところを見つける仕事」だと思い、日々の弁理士業務に臨んでいます。
それは、特許だけでなく、商標だって、意匠だってそう。
厳しい状況であっても、「でも」、「でも」と、解決の糸口を探し、提案できる力は大切だと思っています。
それが「強い弁理士」なんだろうと信じています。
ですから、試験開始までの時間が延びてしまった今、その状況の「良いところ」って見つけられないでしょうか。
基礎をもう一度しっかり固める。
なんとなくで済ませていたところを質問してみる。
条文を何度も読み返してみる。
時間に任せて勉強の手を広げすぎてしまうのは危ないですが、
この延びてしまった時間を自分自身にとっての「良いところ」に転換できないでしょうか。
私自身、今、実務をしていてもこの状況に不安なことはたくさんあります。
でも、その状況だからこその「良いところ」を探して踏ん張っていきたいと思っています。
皆さんが、今年のこの厳しい状況を乗り越え「強い弁理士」として活躍されることを祈っています!
前川知的財産事務所
弁理士 北畠健二
0コメント