合格者の声 No.4
男性/合格時26歳/特許事務所勤務/論文選択科目:電磁気学/受験回数1回
2014年向け1年合格ベーシックコース受講生
「根拠はないけど、自分は合格できるという自信を持とう」
受験生だった当時、こればかり考えていた気がします。
受験勉強を開始した当時、私は大学院を休学中の身でした。そんなとき、何の気なしに弁理士を目指し、納冨先生の講座に通い始めました。「LECには合格の女神様がいるんだなあ」と、水道橋本校に掲げられている先生のポスターを見て思ったのを覚えています(笑)。先生の講義は理路整然、淡々と進む形で、自分に合っていたのだと思います。法律に無縁の人にもわかるように法律用語の説明も丁寧で、初学者でもすんなり理解できるものです。先生のお教えがあって、私は1年合格を果たせました。
私の場合、勉強法は先生にお任せでした。先生にご教示頂いた勉強スケジュールに従い、講義の復習をして、条文・判例を何度も読み、論文を書く練習をする。地味な反復練習の毎日でした。先生の講座を取られる方、あるいは受講中の方は、先生が仰ること以上に手を広げる必要はありません。重要なのは、先生から課される勉強を飽きることなく反復できるかどうかだと思います。例えば私は、先生の講座で配布された50問程の論文問題集を3回解きました。それで論文の基礎が出来上がったと思います。
1年合格を目指す上で鬼門となるのは、短答試験と論文試験の間の勉強です。この期間が1ヶ月半しかありませんが、初学者はこの期間に論文試験に必要な知識(条文の趣旨と判例)を詰め込まなければなりません。ここだけは計画性が必要でした。私は、短答直前期に入る前の2月、3月に口述試験の過去問集を眺め、論文試験でも問われるような問題にマークを付けておきました。口述の問題は一問一答形式で、必要な知識がコンパクトにまとまっています。私は短答前にピックアップした問題に短答終了後すぐさま取り組み、知識の詰め込みを行いました。
論文の選択科目は、民法以外の難易度はさほど高くありません。ただ、出題量が多いです。従って、試験中はテキパキと解く必要があります。そのため私は、本試で使う実際の論文用紙に、過去問の答案を時間内に書く練習をしました。これにより、本番での時間切れ防止を図りました。
上記のように、試験勉強は非常に地味です。本当に大変で、受験生の方はすごいなと思います。特に初学者の方は、自分が合格するイメージを持つことが難しいと思います。そんなときに私が考えていたのは、冒頭の言葉です。根拠のない自信を持つ。人間は不思議なもので、自信を失うと能力を落とします。あれこれと考えてしまい、勉強に集中できない。あまり先のことを考えず、楽観的に構えるぐらいが長続きして良いのだと思います。そして、「根拠がない」というのがミソです。その楽観論に根拠がないと知っていたので、楽観論を裏付けたいがために、私は勉強を続けました。
弁理士を目指す理由は様々でしょうが、肩の力を抜き、楽な気持ちで臨んで頂ければと思います。そして、多くの方が合格され、我々の仲間になって下さることを願って止みません。
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