ジャックの寝言 Vol.92「短答試験後の相談会を終えて(1)」

 先日の土曜日で、短答試験後の相談会が終わりました。

 色々な相談があり、感じたことをお伝えします。

 

 今年、難しい結果となった方の得点は、例年よりも、全体的に高かったです。

 36点~38点の方が多かったので、今回はこの得点だった方向けにメッセージを送ります。

 

 『再スタートを切るときの気持ちが来年の合否を分ける』と思います。

 「あと2、3点だから、普通にやれば大丈夫でしょ」、「商標と条約を中心に勉強すれば、合格点にはのるでしょ」と感じている方は本当に危険だと思います。

 年によって、短答試験の難易度は異なります。例年、前年よりも得点が下がって相談にいらっしゃる方もいます。

 過度に卑下する必要はありませんが、「全法域まだまだ足りていないことが多いから、初心に戻って勉強をしていこう」等、謙虚さを持つことが来年の合格につながると思います。


私が受験生の時(いや、今でも・・・)、謙虚さが足りなく、地獄の一歩手前で折り返してきた経験があります。

 

 2年目の論文試験が不合格(商標のみ不合格)だったとき、

 納冨先生から、「商標だけだと思ったらダメよ。全部ができていないと思って、特実、意匠も商標と同じくらい勉強しなさい」と言われたことがあり、「いやいや、先生・・・特実A、意匠Aだったから後は商標中心にやればいいでしょ」(心の声)と思っていました。

 が、ゼミや答練が進んでいくと、特実がボロボロになり、このままではヤバい・・・と夏でもないのに、脂汗?冷や汗?が止まらなかった記憶があります。

 (現実逃避代表の私が言うのも何ですが・・・)

現実逃避をしたくなるときもあると思いますが、「今回ダメだったという結果は、誰かのせいではなく、ご自身が選択してきたことの積層物」でもあることをしっかり受け入れて、その辛い思いや悔しい思いを胸に、そして、これからの選択を誤らずに、来年に向けて突き進んでほしいと思います!!

 

 熱くなってきたので、この辺で・・・